菓子缶のティンプレート・トレイン

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お客様の寺島洋祐氏がご持参された作品をご紹介します。

その筋にはおなじみ、「東京三歩 電車缶」と銘打った、東京地下鉄の絵柄をプリントした缶入りクッキーのシリーズのうち、丸ノ内線のそれを利用したもの。リンク先を改めて見てみると、あらら、ほとんど品切れなのですね。人気のほどがうかがい知れます。

かつては銀座線、丸ノ内線、日比谷線の引退したタイプを絵柄にしたものと、一畑電鉄など地方私鉄のご当地ものがあったと記憶していましたが、今は現有車輌のみとなっていたのも意外ではありました。ということは、写真の丸ノ内線タイプも、もはや入手困難ということになります。

お話が脱線しました。同様の作品は過去にもたびたび見られましたが、「寺島氏、ツボを心得てらっしゃる!」とヒザを叩いたのは、1輌や2輌にとどめることなく、6輌という大編成(?)を揃えたこと、シリーズ中でも最もカラフルで、見た目も美しい丸ノ内線を選択されたこと、動力は既製の北米製品を流用され、気軽かつメンテナンスフリーの走行が保障されていることでしょう。

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正面から見ると、プリントが少々ずれているのもご愛嬌。唯一凝ったのは、1エンドの密連周りのみとのことですが、なるほど正面から見ると、これだけでも下周りが引き締まった感じがしますね。

缶本体には一切加工をしておらず、5輌の付随車は、旧製品の貨車軸承と連結器を取り付けた台枠をアッセンブリーではめ込んだのみ。とはいえ調整は完璧で、1軸駆動の動力車でもきわめて軽く転がります。なお、動力は逆転機を取り外して直結としたそうで、故障箇所を減らしかつ、かさ高なサーキットボードを省いて動力を床下にまとめられる点、この手の車輌ではすぐれた選択と思います。

誰もが知っている電車缶、東京の電車でも最も印象的な塗装として記憶された丸ノ内線、金属プリント独特の質感、それが6輌という物量(?)をもって迫ってくるさまは、展示運転でのアイキャッチとしても最適なものと思います。肝心の缶が品切れなのは残念ですが、再版されたら皆さんで各編成を勢ぞろいさせるのも楽しいでしょうね。
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tag : 東京三歩 電車缶